綾戸智恵が100人を超えるゴスペルクワイアとともに歌い上げた渾身のLIVEアルバム「DO JAZZ Good SHOW!/ドゥ・ジャズ・ヨイショ!」。2019年3月22日(金)に渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで行われた「CHIE AYADO LIVE 2019 with Anointed Mass Choir」。当初はリリースの予定はなく記録用として録音を行いましたが、その素晴らしいステージは参加したミュージシャンや関係者はもとより、来ていただいたお客様より熱いエールをいただき、急遽リリースが決定!当日歌われた20曲のセットリストより19曲を収録。宮川純のオルガン・ソロで厳かに始まる。2018年に惜しくも亡くなったアレサ・フランクリンの代表曲「Natural Woman」は綾戸が結成から深く関わっているAnointed Mass Choirの100人を超えるメンバーとともにアレサに届けとばかりに高らかに歌われる。と思えばここ数年レコーディングやステージで数々のセッションを重ねてきたバンドメンバーとジャズ・スタンダードで軽快にスイング。後半ではB.B. キングの定番レパートリー「Thrill Is Gone」を天野清継のギターをフィーチャーしてファンキー&ブルージーに披露。懐の深さを見せつける。そして最後は怒涛のクワイア3連発。「You've Got a Friend(きみの友だち)」で最高潮を迎える。アンコールでは代表曲「テネシーワルツ」を弾き語りで聴かせ、「It Don't Mean A Thing If It Ain't Got That Swing(スイングしなけりゃ意味がない)」~「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」。綾戸、バンドメンバー、Anointed Mass Choir、そしてお客様のさくらホールの天井を吹き飛ばすようなエネルギーが当日そこにいたかのように伝わってきます。綾戸智恵のステージをぜひともご自宅にてご体験ください。
因みにアルバムタイトルですがGood Show!なのでヨイショ!です。2度は申し上げません。お楽しみください。
Songs
Disc1
1. Opening
若手キーボードプレイヤー宮川純が演奏するディープなオルガンソロに合わせてバンドメンバークワイヤーが登場する。否が応でも気持ちが抑えきれない、でしょ?
2. Come On Let's Worship Him
多くのゴスペル・クワイアがレパートリーとしているこの曲はAnointed Mass Choirとバンドで演奏される。最初からこのパワー!!バンドも煽りまくりです。
3. Amazing Grace
(JOHN NEWTON / JOHN NEWTON)
代表曲に乗せて綾戸智恵がステージに登場。クワイアをフィーチャーしたアットホームな雰囲気のアレンジ。綾戸はこのクアワイアの結成に深く関わっておりこれまでもアルバム、Liveで何度も共演してきた。
4. Natural Woman
(Gerald Goffin,Carole King,Jerry Wexler)
The Driftersの”Up On The Roof”やThe Shirellesの”Will You Love Me Tomorrow”など数々のヒット曲を作詞作曲したコンビGoffin & KingによるAretha Franklinの代表曲。
5. Ain't Got No, I Got Life
(Gerome Rangi,James Rado/Galt MacDermot)
「DO JAZZ Gokko」にも収録されているニーナ・シモンが歌うメッセージソング。ここからはバンドの演奏を聴かせる。
6. This Masquerade
(Leon Russell)
続いてやはり「DO JAZZ Gokko」よりレオン・ラッセルの名曲、ジョージ・ベンソンでヒットしたナンバー。オルガンをフィーチャーしてよりディープに表現している。
7. Georgia On My Mind
(Stuart Gorrell/Hoagy Carmichael)
代表曲であり人気のレパートリーを宮川純のハモンド・オルガンだけをバックにゴスペルやディープ・ソウルを感じさせるように歌う。カッコいい!
8. Over The Rainbow
(Yip Harburg/Harold Arlen)
1939年に映画「オズの魔法使い」でジュディー・ガーランドが歌った劇中歌をギタリスト・天野清継とのDuoで。ギターの美しさが際立つ名演。
9. Fly Me To The Moon
(Bart Howard)
アルバム「DO JAZZ」、「TO YOU」に収録したこの曲はベースの鈴木正人をフィーチャーしてごきげんにスイング!しなやかなに歌われるチャーミングなラブソング。
Disc2
1. Thrill Is Gone
(Roy Hawkins,Rick Ravon Darnell)
ブルース・シンガーでギタリストB.B.キングの代表曲はジャズギタリストのはずの天野清継をブルースギタリストに変えてしまった!?鈴木正人のベースラインもごきげんな1曲。
2. Get Into My Life
(綾戸智恵)
綾戸智恵のオリジナルソングは母親の気持ちがた~っぷり入った愛情ソングに。え?意味がわからない?聴けばわかります。ぜひお聴きください。
3. Route 66
(Bobby Troup)
アルバム「DO JAZZ」をはじめ様々なアルバム、LIVEで演奏してきたナット・キング・コールのヒット曲。20代でアメリカを40代で日本中を駆け回ったジャズシンガー・綾戸智恵にピッタリのご機嫌なスタンダード。
4. Honky Tonk Women
(Mick Jagger,Keith Richards)
言わずとしれたローリンストーンズの代表曲をニューオーリンズ・スタイルのピアノで聴かせる。この曲をスタジオ録音する少し前に綾戸は軽い脳梗塞を起こしていてニューオーリンズ・スタイルの左手のプレイは随分リハビリに役立った、というのは本人の談だが真相は定かでない。
5. Silver And Gold
(Kirk Franklin)
現在のゴスペル界のスーパースター カーク・フランクリンのレパートリーより。100人を超えるゴスペル・クワイアの声の倍音で最後は神がかって聞こえるかも。とにかく人間の声って凄いですね。
6. Proud Mary
(John Fogerty,Toby Cameron)
CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)の代表曲はアイク&ティナ・ターナーのバージョンでクワイアとともに。これはもうロックンロール!
7. You’ve Got A Friend
(Carole King)
「Natural Woman」の共同作詞作曲者であるキャロル・キングの名曲はアレサ・フランクリンのゴスペル・ライブアルバム「Amazing Grace」を意識した構成で。バンドはダニー・ハサウェイな感じで。エンディングにサプライズが!
---Encore---
8. Tennessee Waltz
(Pee Wee King,Redd Stewart)
言わずとしれた綾戸智恵の代表曲。私にとって舟木一夫の「高校3年生」や、ってそれじゃ例えが古すぎますけど・・・。
9. It don't mean a thing
(Irving Mills/Duke Ellimgton)
綾戸も大好きデューク・エリントンの代表曲はドラムの大槻”カルタ”英宣とバンドメンバーを大フィーチャー。スイングしなけりゃ意味がない、同じアホなら踊らにゃソンソン!
10. I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free
(Billy Taylor,Dick Dallas/Billy Taylor)
ニーナ・シモンや"King"ソロモン・バーク、デレックトラックスなど60年代から2000年以降も歌い継がれる”自由”をテーマにしたこの歌はここ数年綾戸のLIVEの最後を飾ることの多い曲です。この日渋谷さくらホールいたみんなで歌えたことは最高の思い出であり最高の勇気です。ありがとうございました!
Musicians
綾戸智恵:Vocal,Piano
天野清継:Guitar
大槻カルタ英宣:Drums
鈴木正人:Bass
宮川純:H-Organ
&
Anointed Mass Choir
Staff
Produced by 綾戸智恵 & 大矢朋広 (mimi-tab.)
Mixed & Recorded by 赤工隆 (mimi-tab.)
Mastered by 川崎洋 (FLAIR)
Mixed at TEMAS Room3
Mastered at FLAIR
Photographer:MASADA-SUMMER
Art Designer:左右田 薫 (FUZZHEAD-STUDIO)
Artist Manager:田中美希 (MYDO)
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